しゃもじ片手にJuly Tech Festa 2017で人生初登壇してきた話 #jtf2017

みなさまこんにちは。
8/27に開催されましたJuly Tech Festaというインフラエンジニア向けのイベントで「C40: AWSエンジニアがオンプレミスと対峙する時」というタイトルで登壇してきました。
運営スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。

2017.techfesta.jp

ことのはじまり

上司「8月にJuly Tech Festaっていうインフラ系のイベントがあるのね」
おれ「ほうほう(Julyとは・・・)」
上司「そこでうちがスポンサーするから登壇枠あるのよ」
おれ「登壇者を探してる感じですか」
上司「そういうこと。で、話してみない?」
おれ「えっ。じゃあやります。枠って何分ですか?」
上司「45分ある」
おれ「45分」
上司「じゃあCFP考えておいてね」

みたいな感じであっさり決まってしまいました。
初登壇が45分って大丈夫かよ・・・と、この時点から登壇が終わる最後の瞬間までずっと不安でした。

登壇内容について

DMM Okanという家事代行サービスの開発・運用を通じて、初めて本格的に触れたオンプレミスでの苦労や学びをテーマとして話してきました。

「オンプレエンジニアがクラウドに触れてみて」というのは今や一般的になってきた感じはありますが、「AWSエンジニアがオンプレに触れてみて」という逆パターンはあまり無いかなーと思いこのテーマに決めました。
といいつつも、今さらオンプレの話を聞きたい人いるのかな・・・いないだろうなぁ・・・と不安になっていたのですが、FacebookのJTFのページを見るとこんな感じで↓

f:id:damenaragyouza:20170829012624j:plain

いいね少なすぎでは?????

まー仕方ない・・・頑張ってこ・・・と、俺の資料作成のモチベーションは最底辺をうろうろしていたのでした。
全編いらすとやにしてやろうかとも思ったんですが、「いらすとやに頼らずちゃんと資料作っていきましょうね」と広報の方に釘を差されたので真面目に作りました。

当日

朝8時くらいに良い感じの体調で目が覚めたので、洗濯を済ませてJTF会場へ。
JTF会場である産業技術大学院大学がある品川シーサイドですが、某赤いRさんにとてもお世話になったので感慨深い場所でもあります。

会場について知り合いと軽く談笑してから会場である351A教室の下見へ。
広さなどが一切不明だったのですが、見てみると普通の教室だったので大体予想通りでした。いいね数を考えると半分埋まれば万々歳かなーと思いつつスライドの最終チェック等を済ませておきました。

直前のC30セッションが終わった後に接続テストをやらせて貰ったんですが、持参したHDMI -> USB Type-Cの変換コネクタの調子が悪く、同じ変換コネクタを持ってる人もいなかったため、やむなく教室にあるPCに資料を転送して映させて貰うことにしました。色々と周りの人がフォローしてくれて本当に助かりました。この場を借りてお礼申し上げます。

セッション開始前に1枚撮られました。
撮られる側って初めてなので、なんかこうむず痒くって笑っちゃうしなんか全然慣れませんでした。

準備が整ったので数分早めにセッションを開始させて貰いました。
いや、ちょっと人多すぎじゃないですかね・・・結構埋まっちゃってますよ・・・

f:id:damenaragyouza:20170829022632j:plain

タイムキーパーがいなかったので、スマホのストップウォッチを見ながら進めていました。
自分は緊張しやすい方ではあるのですが、知り合いが視界の範囲にいてくれて頷いてくれたりしたので、手足や声が震えるといった事はありませんでした。
気管支炎で喉が渇くのでちょいちょいドリンク休憩を挟みつつ、気づいたら想定の時間を超えていて最後のまとめがむっちゃ駆け足になってしまったのが悔やまれます。
おかしいな、予定では質疑応答をやっても時間が余る計算だったはずなんだけど・・・。

ところでみなさん、buildersconのしゃもじを覚えていますか?

damenaragyouza.hatenablog.jp

前日の夜、私は画面を指すレーザポインタや指示棒を用意するのを忘れてしまったことに気づいてしまいました。
何か代わるものがないか探した結果、このしゃもじが「俺を使えよ」と言わんばかりに目の前に現れました。ドットコム企業って書いてるしまぁ大丈夫だよな・・・!と思い実戦で使用してみました。
聴衆の反応としては、「爆笑してる知り合い2割」「なにか知らんがしゃもじワロタってなってる人3割」「無反応5割」といった感じでまぁまぁの反応でした。

f:id:damenaragyouza:20170829015540j:plain

懇親会

しゃもじのおかげで「あ、あの時の!」とか「そのしゃもじどうしたんですか?」とか「登壇時にしゃもじでコツコツ叩くの面白かった」などと話しかけてくれる方がおり、しゃもじに感謝しかありませんでした。やはりしゃもじは優秀なコミュニケーションツールなんだと再認識しました。
懇親会では大学生の方と弊社についてお話したり、弊社に興味あるエンジニアの方と結構がっつりお話したりと、最後までとても充実したイベントでした。

苦労

弊社では登壇資料で使うロゴの規約チェックが厳しくなりました。
やはりロゴを使わせてもらう以上はTrademark guidelines(商標使用ガイドライン)にちゃんと適した形で使っていきましょうという方針になってきています。
本来であればもっと色々なロゴをスライドで使いたかったのですが、とても厳しいガイドラインのものがあったり、ページが多すぎて見つけられなかったりといったものがあり、泣く泣く削除したロゴもありました。
ちなみにDatadogさんは二つ返事でOK出してくれたので本当に助かりました。

そして登壇内容ですが、今回の「AWSエンジニアがオンプレミスと対峙する時」というタイトルと全体の概要はすぐに思いついたんですが、最後どういうオチで締めようかですごい悩みました。
特定技術に関する内容じゃなくて割と抽象的な内容だったので、結論を上手くまとめるのに正直1週間くらいかかりました。スポンサーセッションということもあり、最終的には「弊社はクラウドもオンプレも両方使っているよ。適材適所だよ。両方使って頑張っていくよ」という無難な落とし所になってしまいましたが、意外と反応は良くて「両方使って学べる事はあるよね」とか「そもそも両方触れる環境って良いよね」などの意見がありました。

反省

やはり登壇時間をオーバーしてしまった事に尽きます。
リハーサルだと35分だったので、「当日は緊張して早口になるだろうから30分前後、これに質疑応答10分とかいれれば良い感じかな」などと考えておりましたが、実際には自分のトークだけで47分30秒もかかってしまいました。結論が駆け足になってしまいとても反省しています。

また、プロジェクターで映し出された登壇資料の方(つまり教室の壁)を見る時間が長く、聴衆の方を見る事が少なかったと自覚しています。
直前に行われたカンファレンスカメラマンカンファレンスでは「下ばかり向いてて動かない登壇者はカメラマン泣かせで辛い。登壇者はしっかり前向いていこう」という話があり、少なくとも下ばかり見る事は辞めようと努力していたのですが、映し出していたスクリーンの方を多く向いていてしまいました。反省。

あと、登壇の2週間くらい前に気管支炎を患ってしまいまして、当日本当に喋れるんだっけと不安な毎日を過ごしてきたのが精神衛生的にすごい辛かったし周りにも迷惑をかけてしまいました。
当日はなんとか少しの咳で話し終えることができたので結果オーライではあったのですが、この時期の体調管理はほんと辛いなぁと苦手意識が強くなってしまいました。(3年連続この時期に気管支炎)

まとめ

人生初の登壇は自己採点で70点くらいでしたがとても良い経験になりました。
まだ今の会社に入社して半年未満という事もあり、みんなが楽しんで or 学んで貰えるような深く濃い話ができなかったので、今後登壇する機会があればもっと技術的な点でしっかり話していきたいなーと思っています。
と思ったんですけど、来年はオフィシャルカメラマンの方をやりたいなーと思いました。カンファレンスカメラマンやりたいです。

最後に私事ですが、しゃもじがきっかけとなりまして懇親会で盛り上がりとても良い縁がありました。仏でもありキューピッドでもある某セキュリティ企業に勤めている知人に感謝しています。本人は終始ニヤニヤしてましたが。
宮島のしゃもじには強いご利益があったことを証明できたので、buildersconでしゃもじを貰えた人は大事にしておくと良いことがあるかもしれません。

登壇資料

speakerdeck.com